ある日、以前にDIYショップで購入した傘の骨が、いくらも使わない内にポキリと折れてしまったので直してみた。
これはどうなってもいい価格の安い傘を修理パーツで素人が延命させた記録です。大切な傘は専門の修理屋さんに直してもらいましょう。この記事を参考にして作業を行い、なんらかの問題が起こったとしても補償などは出来ません。
軽量でコンパクトな折り畳み傘です。骨はアルミ製で軽いのはよいのですが、かなり強度が弱そうです。
マル印が故障した場所です。傘の骨折のほとんどって、この場所……なのかな?
さて、いつものごとく修理方法はないかと思いネットをさまよっていると……。
左写真のような金具がDIYショップで100円前後(数個セット)で販売されていることを知った。人間が骨折した時と同じく骨折箇所に添えて使用する当て木のようなものであり、ツメ部分の4箇所をペンチで潰して傘の骨に固定する。※
※ 正確な使い方は出っ張った部分(8箇所)を折り曲げて固定するのかもしれませんが、私が買ったものは異常に堅くて旨く折れませんでした(それなりの工具が必要? ただ当時の私が非力だったのか? そんなに握力がないという自覚もないのだけれど)
同じものを探しに近所のDIYショップ(ホームセンター)へ。傘を購入した近所のDIYショップにいってみると、あっさりこの金具は見つかり入手することができた。値段は5コセットで100円以下であった。数量が多いけれど、安いからいいか。
見事に壊れてます。
修理方法は、修理金具のちょうど中央部分に故障箇所がくるように骨に沿わせてはめ、ペンチで向かい合った4セットのツメを潰して固定するだけです。向かい合ったツメ同士がくっつくぐらいまでペンチで潰さないと傘を開いたときに金具が外れてしまうので注意。※
※ 本来は単に潰すのではなく、修理パーツの出っ張った部分をペンチで丁寧に折り曲げた方がよい。
修理に要する時間は数分です。100円ぐらいの出費で傘の「寿命を延ばせる」訳ですから、エコロジー&節約で一石二鳥ですね。
実は修理後、一度壊れました。今回、赤線部分がパックリと切断された為、左図青線部分に修理用金具をはめて固定した訳ですが、修理後様子を見ていたら緑色部分(ハトメというらしい)が赤線の切断面上部より外れてしまいました。溶接とか、ハンダは無理だろうかとか、考えを巡らした結果、細い針金を緑色部分の空洞に通し、青色部分の修理用金具にくくりつけることにしました。
後で、「傘修理用セット」なる商品をDIYショップで見つけたのですが、セットの中に針金が入っており、同様な方法でハトメと骨を結びつける為に使用するようでした。
これで、しばらくは大丈夫でしょう。針金が切れたら、また結べばいいだけだし。( ´ー`)y-~~
最近ではハトメを通す穴の空いた金具も販売されているようです。これは便利だと思いました。ただ、穴の位置や直径などがうまく合わない場合があるかもしれませんので、その場合にはドリルで穴を空けて自作するとよいでしょう(改造は「何が起こっても全て自己責任」という心づもりをして行って下さい)。
大量消費社会の趨勢に身をまかせて、丈夫そうな新品の傘を買ってしまうのアリかも?
※上で紹介している傘(カサ)の品質について、当サイトが保証する訳ではありませんのでご了承下さい。
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